モーションキャプチャー装置を用いて重心の計測
stick figure(身体を棒人間として表示したもの)の動きをビデオにした。
≪一般的な運動(左)と構造動作理論による運動(右)≫
「体幹の回旋運動」
1.重心の移動しない回旋運動 腰椎から回っている
2.重心の移動する回旋運動 股関節から回っている
「体幹の側屈運動」
1.重心の移動しない側屈運動
2.重心の移動する側屈運動
「膝の屈伸運動」
1.踵加重でしゃがむ 重心は真下に落ちる.動きが途中で滞る.
2.足裏全体加重でしゃがむ 重心は斜め前方向に落ちる.動きが滑らか.
「着地」
1.母趾球で加重を受けて着地 着地時の重心があまり下に落ちない.床反力の衝撃が激しい.
2.足裏全体で加重を受けて着地 重心が下に落ちる.床反力の衝撃が穏やか.
「上体移動」
1.母趾球加重で上体を前方へ移動
重心は前に動くが下に沈み込む.椅子に体重が残る.
2.足裏全体加重で上体を前方へ移動
重心が弧を描いて前に動く.足に体重が移動し椅子には残らない.
「立ち上がる」
1:母趾球加重で立ち上がる
重心が下に落ちて留まる.椅子から足への体重移動が急激.
2:足裏全体加重で立ち上がる
重心はあまり下がらず滑らかに動く.椅子から足への体重移動が滑らか.
「座る」
1:母趾球加重で座る
重心の動きに滞りがある.足から椅子への体重移動が急激.
2:足裏全体加重で座る
重心の動きが滑らか.足から椅子への体重移動が滑らか.
--モーションキャプチャー装置による重心計測:モデル中村考宏--